併せて読みたい一冊

 
残念な政治家を選ばない技術

残念な政治家を選ばない技術

松田馨(著)
発 行:2016年6月20日
出 版:光文社新書
定 価:本体740円+税
258頁、新書版ソフトカバー
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はじめに
第1章 当たり前すぎて、誰も言わない選挙の基本

     選挙にいくのに、選挙の入門書は必要ない
     選挙は日本のどこかで1年中行われている
     選ぶのは「いろんな」政治家
     二種類の政治家を選ぶ地方
     議員だけを選ぶ国政
     仕事内容のまったく異なる、地方の政治家と国会議員
     「得票数」がその議員の「戦闘力」に
     政治家の「任期」は決まっている
     候補者は、政治活動と選挙運動の両方を行う
     せわしなく選挙をする衆議院議員、おっとりかまえる参議院
     政党をつくると、お金がもらえる
     政党は、選挙のためにつくられる?
     やっぱり選挙にはお金がかかる
     選挙に「資金力」は必要か?
     すべての政治家は、有権者の代理人である
 

第2章 どの選挙でどんな人を選べばいいのか

     国の制度改革を地方政治家が約束?
     地方の政治家が何をしているか
     市(区)町村長選挙 二期目の現職を甘やかすべからず!
     市(区)町村議会議員選挙 市長にべったりの議会は駄目!
     都道府県知事選挙 基礎自治体を束ねる「会長を選ぶ」
     都道府県議会議員選挙 広い視点で自治体間の調整をさせる
     東京都知事選挙 圧倒的黒字都市を誰に委ねる?
     「国民の代表を選ぶ」とはどういうことか?
     「政党を選ぶ選挙」への移行
     グラデーションのある、政党と候補者の関係
     選挙を動かす大組織、都道府県支部連合会
     衆議院議員選挙 自分たちの代わりに議論させる
     参議院選挙 国会の思考力を高めさせる
 

第3章 選挙アレルギーの元凶 公職選挙法

     選挙が怖い、わからない本当の原因
     公平な選挙、不公平な公選法
     選挙カーが候補者名ばかりを連呼する意味
     民主主義の番人、選挙管理委員会
     「クリーンな選挙」を目指してきた選挙制度
     汚職事件と政治改革
     ルールの厳罰化では変えられなかったもの
     バナナはおやつに入るのか問題
     公選法にもあるお国柄
     それでも変わっていく選挙制度 

第4章 人はなぜ投票にいかないのか

     上がらなくて、やがて悲しき投票率
     投票率のリアル
     18歳選挙権とシルバー・デモクラシー
     なぜ投票は「めんどくさい」のか
     投票率を一気に上げる唯一の方法
     投票率が上がると政治家は困る?
     あなたが必ず一票を入れるとき
     高校の現場と主権者教育のジレンマ
     学んではいるけど、選挙のことがわからない若者たち
     学校の先生たちにこそ知ってほしい、選挙啓発団体という存在
 

第5章 投票相手はどうやって選べばいいのか

     「誰に投票したらいいかわからない」人がするべきこと
     政務活動費と、ウケのいい「身を切る改革」
     「選挙は続く」からこそ「あなたの一票」は重い
     あなたはちゃんと選べている
     投票に正解はない
     はじめて投票にいく18歳の人たちへ
     選挙情報が欲しくばこのサイト
 

第6章 選挙現場悲喜こもごも

     選挙のプロ・選挙プランナー
     選挙プランナーの仕事
     アメリカ製イメージ戦略の輸入と成功
     配偶者の反対が勝率に影響?出馬の掟・十の質問
     選挙No.1あるある「わしゃ聞いとらんトラブル」
     100%勝てる唯一の方法
     風を吹かせて、という無茶ぶり
     「白票」は麻薬である
     選挙プランナーという天職に出会って
 

第7章 これからの選挙を考える

     唯一引き受けた「勝てなくていい」選挙の話
     IT社員からニートまで、出入り自由の選挙事務所
     民意はネットですくいだせる?SNSから生まれた「ぼくらの政策」
     戦わない、「弱いリーダー」という可能性
     選挙に勝たなくても「政策」は実現できる
     これから選挙に出る、政治に参加する人は増えるのか
     あなたの一票はこれから何をつくるのか
     選挙リテラシーとは
 

あとがきにかえて