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尾崎財団が選んだ「今年の本」。いずれも財団書庫(咢堂文庫)でお読み頂けます。

咢堂ブックオブザイヤー2020

当財団では2014年より、憲政および国政・地方自治や選挙などに関するすぐれた書籍を顕彰する「ブックオブザイヤー」を制定し、今年で7回目になります。
選考には以下の4つの基準を設けています。

1.原則として2020年の著作であること(一部、昨年選考以降の作品も含む)
2.スタッフおよび選者が実際に自費購入し、購入者の視点で推薦できる書籍であること
3.政治全般(国政および地方自治、選挙や演説など)において、すぐれた著作であること
4.上記のほか選考年の社会情勢を鑑み、授賞にふさわしいと当財団が特に認めたもの

 本年は以下の作品に賞を贈る運びとなりました。
 2020年の選考および授賞理由についてはこちらをクリックください。

 PRESS RELEASE「咢堂ブックオザイヤー2020の発表について」武田翔 県政レポート

大賞(各部門50音順)

総合
フテンマ戦記(小川和久)
国政
民政立国論(落合貴之)
柿沢未途の日本再生(柿沢未途)
地方
住民投票の総て(今井一)
知事の真贋(片山善博)
選挙
地方選(常井健一)
セイジカ新世代(中谷一馬)
演説
世界を変えた100のスピーチ(コリン・ソルター、大間知知子)
メディア
外交・安全保障
核兵器のない世界へ(岸田文雄)
ウイルスと外交(古閑比斗志)

フテンマ戦記

フテンマ戦記

著者:小川和久
発行:2020年3月15日
出版社:文藝春秋
【出版社サイトより】軍事アナリストである著者は、自民党の政策勉強会に招かれたことをきっかけに、外交・安全保障・危機管理の分野について、歴代政府に助言・提案をするアドバイザーを勤めてきた。民間人ながら至近距離でこの経緯を見つめてきた著者が、24年間にわたるメモや資料から、普天間問題混迷の原因を指摘。政治家・官僚などが多数実名で登場、現代史の裏面を描き出すクロニクルである。

民政立国論

民政立国論

著者:落合貴之
発行:2020年9月15日
出版社:白順社
【出版社サイトより】ジバン・カンバン・カバン、全てナシ! 地盤もなければ、カネもない。裸一貫、志ひとつで“桶屋のせがれ”から衆議院議員に──胸に抱いた夢と希望、世に問う政策と提言をこの一冊に。

柿沢未途の日本再生

柿沢未途の日本再生

著者:柿沢未途
発行:2020年8月1日
出版社:東川社
【紹介サイトより】国会質問回数ナンバーワン、NPOによる国会質問評価で“3つ星★★★議員”に選ばれた経験を持つ衆議院議員・柿沢未途。元NHK記者として、現場での「取材」を通じた新しい政策の構想を得意技としています。国会議員在職10年を機に、新型コロナウィルスや地方衰退で疲弊した日本を再生するための自らの政策を幅広くまとめました。

住民投票の総て

編著者:今井一
発行:2020年10月10日
出版:「国民投票/住民投票」情報室
【出版社サイトより】さまざまなテーマで、日本ではこれまでに1700件以上の住民投票が行われている。
また、実施を求めたものの議会に実施を拒まれた事例が600件以上ある。 地域の重要な問題は首長や議会任せにせず、自分たち自身で学び考え話し合って決めよう──そう考えて立ち上がった人々の劇的な動きをつぶさに紹介すると同時に、制度の不備についても的確に解説。

知事の真贋

知事の真贋

著者:片山善博
発行:2020年11月20日
出版社:文藝春秋
【出版社サイトより】リーダーのなすべき仕事とは何か?良い知事とダメな知事の見分け方とは?新型コロナ対応では各都道府県の知事たちの言動が注目された。国の方針に唯々諾々と従うだけの知事もいれば、現場の実態に基づき臨機応変に対応した知事もいた。マスコミ露出の多寡ではわからない「知事の実力」とは何か。前鳥取県知事が自らの体験を元に解説する。

地方選

地方選

著者:常井健一
発行:2020年9月25日
出版社:KADOKAWA
【出版社サイトより】令和政治の答えは、辺境にある!日本政治の新たな面白さがここに。
『無敗の男』で国会議員と永田町を描き尽くしたライターが全国7町村の首長選の現場、土地の風土、そこに映る「にんげん」の本質までを描き出す――

セイジカ新世代

セイジカ新世代

著者:中谷一馬
発行:2020年9月10日
出版社:幻冬舎
【出版社サイトより】変える、超える、創る。勝つまでやれば、負けない。
東証一部上場企業の創業に参画し、元首相秘書を務めた異色政治家のこれまでとこれから。
母子家庭・貧困育ちの元不良少年が国会議員になって新しい政界を創る話

人生の地獄の乗り越え方

人生の地獄の乗り越え方

著者:鈴木宗男
発行:2020年1月23日
出版社:宝島社
【出版社サイトより】「もうダメだと思ったら私を見よ!」逮捕、収監、落選、刑務所、がん宣告――「地獄に仏」心を打つ30話。
「俺にいい話はいらない。悪い話だけ持ってこい」 小渕恵三/「私に何かあっても鈴木がつかまってくれる」 中川一郎/「自分の歩いた人生を否定しないでください」 鈴木貴子/「昔いただいた1万円を忘れることができません」 八角親方/「テーブルは1本足。私は鈴木先生1本でいく」 佐藤 優/「俺は宗男さんから人を信じることを教えられた」 松山千春

世界を変えた100のスピーチ

著者:コリン・ソルター
訳者:大間知知子
発行:2020年9月30日
出版社:原書房
【出版社サイトより】力強いことばは、魂をゆさぶり、大勢の人々に訴えかけ、ときに世界を動かすことがある。リンカーン、マーク・トウェイン、ガンディー、チャーチル、昭和天皇、JFKなど人々を鼓舞した名演説を歴史的背景、写真とともに紹介する。

「新聞記者」という欺瞞

「新聞記者」という欺瞞

著者:安積明子
発行:2020年2月1日
出版社:ワニブックス
【出版社サイトより】メディアは権力が間違った方向に走った場合にそれを是正すればいいわけであって、何がなんでも反権力に走る必要もない。もっとも単なる反権力になることは簡単だ。そこには思考も哲学も、向上心も必要ではない。権力への単なる憎悪と大衆への下劣な媚び、そして「自分たちこそオピニオンを担い、人々を率いるリーダーである」という薄っぺらいプライドと安っぽい満足感しか存在しない(本書「はじめに」より)

私は分断を許さない

私は分断を許さない

著者:堀潤
発行:2020年3月16日
出版社:実業之日本社
【出版社サイトより】「真実を見極めるためには主語を小さくする必要がある」ファクトなき固定観念が人々を分断する。
香港、朝鮮半島、シリア、パレスチナ、スーダン、福島、沖縄。いま、分断の現場では、何か起こっているのか?分断の細部を文字として描いた、ジャーナリスト堀潤の渾身のルポルタージュ。

核兵器のない世界へ

核兵器のない世界へ

著者:岸田文雄
発行:2020年10月19日
出版社:日経BP
【出版社サイトより】第2次世界大戦後の保守本流の流れを汲み、また、被爆から75年という節目を迎えた広島出身の政治家として、「核兵器のない世界」へ、未来に向けてどう取り組むか---
これからの日本が目指すべき姿を、岸田文雄氏が自ら書き下ろした渾身の1冊。

ウイルスと外交

ウイルスと外交

著者:古閑比斗志
発行:2020年9月1日
出版社:扶桑社
【出版社サイトより】世界一といえるほど高い衛生観念と充実した医療制度を持つ日本。コロナ禍で見えてきたグローバル化する現代に新たに生じているリスクとは!?新型コロナウイルスがもたらす地球規模の大厄災は、国を越え、人類の英知と総力を結集して 立ち向かう必要がある。本書が、感染症についての理解を深めるのと同時に、グローバルな現代社会における 公衆衛生について考えるきっかけになればと思う 【本書より】

相馬雪香特別賞(50音順)

相馬雪香特別賞
気配りが9割(田村重信)
老~い、どん!(樋口恵子)

生き直す

生き直す 私は一人ではない

著者:高知東生
発行:2020年9月4日
出版社:青志社
【出版社サイトより】天涯孤独となり、裸一貫で東京に出てきて、たまたま芸能人になりました。そして人気女優を妻に持ちながら薬物依存症になり逮捕され、そして離婚という経験もしました。でもいまは、これらの出来事が、実は必要があって繋がっていた気がしているのです。その時は、分からなかった様々な苦悩や絶望も、全てに意味があったと思えるのです。そしてその意味を生かしていけるかどうかは、これからの自分がどう生きるかにかかっていると思っています。

気配りが9割

気配りが9割

著者:田村重信
発行:2020年7月26日
出版社:飛鳥新社
【出版社サイトより】
① 小泉進次郎氏 特別対談を収録!なぜ彼の言葉は私たちに響くのか。初めて語った心の奥底!
② 16人の歴代総理大臣を支えてきた著者が、「人望が集まる人」に共通する特徴を伝えています!(誰でも実践できることばかりです!)
③ 古今東西の成功者・偉人による「誰でもすぐにマネできる」ビジネスメソッドが詰まっています!

老~い、どん!

老~い、どん!

著者:樋口恵子
発行:2019年12月20日
出版社:婦人之友社
【出版社サイトより】
『明日の友』の人気連載「人生100年学のすすめ」が、書き下ろしを加えて1冊に!
超高齢社会への提言を続ける88歳の著者が、自身の“ヨタヘロ”の現実を、ユーモラスに綴る渾身のエッセイ!

2020年の選考および授賞理由について


尾崎財団が主宰する書籍顕彰事業「咢堂ブックオブザイヤー2020」。
2014年の創設から7回目となる本年は、当財団が不偏不党の立場で注目した政治分野の著作を中心に注目。また年初より現在も続くコロナ禍をはじめ、わが国を取りまく様々な課題を考えるにあたって活発な議論や思索に資することを基準に選ばれました。

総合部門の「フテンマ戦記」は、わが国唯一の軍事アナリストでもある著者が人生の3分の1、実に四半世紀にもおよぶ年月をかけて挑み続けた沖縄・普天間基地問題を丹念につづった回想録です。軍事や外交などさまざまなファクターが交錯する中で、問題の根源は国内政治にこそあると喝破。当財団主宰「咢堂塾」の塾生、財団会員、また役員や理事から圧倒的な支持を集めました。わが国の課題が軒並み膠着状態にある現状を打破するためにも、普天間基地問題の解決は突破口につながるのでは。そういった評価もありました。

国政部門には、落合貴之・衆議院議員の「民政立国論」、柿沢未途・衆議院議員の「柿沢未途の日本再生」がそれぞれ選ばれました。
「民政立国論」は内政と軍事・外交といった外政のバランスが一冊の中に凝縮され、支持政党を問わず賛同できるという評価が相次ぎました。また自らの政治の師や源流といった「縦軸」に対する敬意、そして国民共通の課題には与野党の垣根を越えて取り組もうとする「横軸」も素直な筆致で語られ、新たな世代の活躍を期待する声が相次ぎました。
「柿沢未途の日本再生」は国内各地、また時には海外の実例など、元記者の経験を活かしての取材をベースとした政策提言の具体性が議会経験者の選者を中心に支持を集めました。中でも一連のコロナ対応で注目を集めた台湾のオードリー・タンIT担当相にはコロナ禍以前から注目し意見交換を交わすなどの先見性も評価されました。
国政部門の2作はいずれも議員生活10年の節目としての振り返りであり、またいずれも論語の一節を冒頭に掲げるなど、興味深い共通点に注目した選者もいました。

地方部門は選考年により地方創生や行政、地方議会など注目ポイントが分かれますが、本年は今年を象徴する意味から住民投票、そして都道府県各知事のリーダーシップが各選者の関心を集めました。
「住民投票の総て」は、1996年の「大事なことは国民投票で決めよう」の上梓以来、四半世紀にわたり日本各地の住民投票を取材し続けた著者が、住民投票の実例と住民投票のあるべき姿を克明に描いた渾身の1冊です。ある選者は「政治参加における一形態である住民投票に特化した、テキストでもあり資料でもある。法的に認められた直接民主主義の手法を「間接民主主義の崩壊」と位置づける政治家にも、ぜひ読んでほしい」と激賞しました。
「知事の真贋」は、旧自治省出身で鳥取県知事時代に鳥取県西部地震、総務大臣時代に東日本大震災を経験した著者ならではの首長論です。「緊急時における地方自治体の動きにくさを経験したからこそ、国、都道府県、基礎自治体それぞれの危機への対応を指摘できたと思う」との感想も寄せられました。元知事ゆえに現職知事への採点が辛口ながらも、「後輩たちへのエール」という意見もありました。

選挙部門の「地方選」は、ブックオブザイヤー初の二部門受賞作「無敗の男 中村喜四郎全告白」の著者による最新作ですが、プレーヤーたる候補者のみならず、彼らを選ぶ有権者の想いや交錯する心情を、ユーモアや情感を織り交ぜながらまとめ上げた力量が高く評価されました。また全国津々浦々、それも海辺や山間部などの選挙戦に着目した本作は紀行文としても秀逸です。ある選者は初の選挙部門大賞に輝いた故・勝谷誠彦氏の珠玉エッセイ「いつか旅する人へ」を思い出し、ひそかに涙したといいます。
中谷一馬・衆議院議員の「セイジカ新世代」は著者の専門でもあるIT分野の政策が充実している点もさることながら、地方議員(神奈川県議会)を経て現在は国会議員として活躍する一方、みずからも選挙区の統一地方選挙を積極的にサポートする様子が描かれた点が選挙部門としての支持を集めました。ある選者からは「選挙区支部長のあり方を問う意味でも有意義だ。名ばかり、票集めの時ばかりの支部長たちは、同書から学んで欲しい」との意見も上がりました。

演説部門の「人生の地獄の乗り越え方」は、長年の衆議院議員を経て現在は参議院議員として活躍する著者の語録であると同時に、著者自身が支えられた言葉やエピソードが凝縮された一冊です。演説といえば、原稿の巧拙やパフォーマンスなどに目が向けられがちですが、一番大事なのは「本人の覚悟」であり「信念」であるということが各エピソードを通して伝わる、という意見が見られました。また選考過程においては、選者の一人が推薦理由として36頁目の冒頭を挙げた際、「僕も」「私も」と続く声が多かったのも印象的でした。
「世界を変えた100のスピーチ」は、旧くは「英和対照 ケネディ大統領演説集」なども手掛けた演説書籍の老舗が贈る演説集です。上下2巻のボリュームは合わせて600頁超にものぼり、最古はソクラテスやキケロー、また最新はイーロン・マスクにオプラ・ウィンフリーなどの名言も網羅。名演説の決定版と呼ぶにふさわしい2冊です。原作者による演説選択もさることながら、翻訳としての「役割語」が自然で、違和感なくそれぞれのスピーチに引き込まれたとの感想も寄せられました。

メディア部門ですが、尾崎財団では毎年メディア論の講義を行なっており、また尾崎行雄が新聞記者出身(新潟新聞主筆)でもあったことから選者の眼がもっとも厳しい部門のひとつです。
「「新聞記者」という欺瞞」は昨年の同部門「記者会見の現場でみた永田町の懲りない人々」著者による最新作で、2年連続の授賞になります。
永田町の機微を知悉する数少ない「現場を知る」政治ジャーナリストですが、与野党の一方に偏ることなく、また他のジャーナリスト書籍とは一線を画する「善政を、与野党双方に切望する」姿勢と筆致に支持が集まりました。中でも「おわりに」を締めくくる最後の1頁には胸のすく思いがした、私の想いを代弁してくれたとの声も寄せられました。
「私は分断を許さない」は元NHK記者でもある著者のドキュメンタリー映画と活字版といえる作品です。国内外のさまざまな「分断の現場」に著者みずからが赴き、時には葛藤を抱え、また時には苦悩する様子が書籍を通じて追体験できる。そんな「居心地の悪さ」に支持が集まりました。取材対象となった各テーマを掘り下げる「分断対談」の数々も秀逸で、同書を構成するうえで欠かせない要素であったとの意見も聞かれました。

外交・安全保障部門は、外政をつかさどる上で共に欠かすことのできない両輪との観点から、ひとつの部門として3年ぶりの復活となりました。
「核兵器のない世界へ」は、広島県選出の衆議院議員として著者が正面から核兵器廃絶の問題に取り組んだ意欲作です。外務大臣としての長年にわたる取り組みが興味深く綴られているのみならず、これまでの自身の選挙戦を振り返っての知られざる一面にも注目が集まりました。日本が世界のリーダーシップをとってゆくために、そして未来の子供たちのためにも、いま読むべき一冊」という意見もありました。
「ウイルスと外交」は、今年多数見られた医師の論考において、外務医務官という、一般には知られざる経験を基にした分析が注目を集めました。また一連のコロナ禍に立ち向かう上で欠かせない感染症の歴史や、世界規模の対策におけるWHOの功罪など、海外の現場を長らく経験したゆえの洞察にも説得力があるとの声が聞かれました。

また、各部門以外でも特筆するべきと認められた書籍には当財団の副会長を長らく務めた尾崎三女・相馬雪香の名を冠し、「相馬雪香特別賞」として広範囲なジャンルより選出し、ここに称えることと致しました。


「生き直す 私は一人じゃない」は芸能界という光と、薬物依存という影の両極を経験した著者による、自省と再生の決意を綴った貴重な記録です。書籍冒頭には「回復し続けるためには、同じ依存症に苦しむ仲間たちを助けていく必要がある」と記されており、そこに込められた決意を応援したいという意見が数多く挙がりました。
「気配りが9割」は、類似するタイトルの書籍が相次ぐ中でも、300名を超える人物に注目するなど、著者の45年にわたる人間学の集大成として支持を集めました。また終章には小泉進次郎・衆議院議員との特別対談も収録され、ある選者からは「当選以来ずっと叩かれているけど、若手世代の旗手として負けずに成長してほしい」そうしたエールも聞かれました。
「老~い、どん!」は、みずからも超高齢化時代の先頭を走る著者がユーモアを交えながらも「やがては誰もが歩む道」と投げかける、多くの選者が身につまされた一冊でもあります。同書ではその道のりを「ヨタヘロ期(=ヨタヨタ、ヘロヘロの意)」とキャッチーな言葉で表していますが、老いのリアルを他人事でなく「自分事」として捉えるにうってつけと選者の共感を集めました。

暗い話題が世界中を覆った2020年ではありますが、その中に見出す事のできた一筋の光明として、私たち尾崎行雄記念財団は以上の各書籍を「咢堂ブックオブザイヤー2020」に選定し、著者ならびに出版に携わった関係者、そして出版社の皆様に対し、感謝を込めて讃える次第です。そしてこのたびの発表をご覧の皆様におかれましても、ぜひとも各書の魅力に触れていただき、2020年という節目の年を振りかえると同時に新年を新たな想いで迎える一助にいただけることを願ってやみません。


以上文責・高橋大輔(尾崎行雄記念財団研究員・IT統括ディレクター)